ベストラジオ14

2014年ももう終わりますね、こんちは。
今年のベストラジオの発表をしたいと思います。

第10位
オードリーANN「春日デート」(14年4月6日、14年6月14日)

まず、14年4月6日に、ドッグカフェの店員と鎌倉デートをしたことを話していた。それが、春日の正面切ったデートトークというだけじゃなく、『笑神様は突然に』で揃えた洋服で、『ぷっすま』でのロケのコースを再現するというもので、そのトークもとても面白かった。それから約二か月後の、6月14日のANNで同じ人との草津でのデートを話していた。それまでに何度かデートや食事を重ねていたので、今日こそは最低でもキスまでは行こうと決意をしていた春日。目的地までの車内でE-girlのアルバムをかける春日。ツーショット写真を撮る春日。湯もみをする春日。
ひとしきり楽しんだようで、帰りの車内ではその子は寝てしまう。焦った春日は、用もないコンビニに寄って立ち読みして時間を稼ぎ、結局その子の家に着いてしまう。
最後に別れの会話をしながら「今日はないな」と少し落ち込みながらその子が車を降りるのを見送ろうとしたその時、「じゃあね」って言って、春日がつけていたマスクを「ペッとやってチュッ」と別れ際にキスされる。
オードリーのANN史上初の、オチがキスのこの話は最高でした。


第9位
爆笑問題カーボーイ(14年10月22日)「CD田中殿堂入りSP」
4年ぶりのまあ、これが9位というのは、面白くて当たり前というまさにスペシャルな企画だからこそのハードルです。
「CD田中」というのは、「爆笑問題カーボーイ」のなかでも一時期お休みがあったものの、開始当初から続いているコーナーで、放送内で田中がしゃべった言葉に無理やり歌の一部分をくっつけるというものです。
毎週何本かネタを紹介してその中から、面白いものは「テープ入り」、もっと面白いものは「殿堂入り」と田中が評価するのですが、それの集大成だから、面白くないはずがないですよね。
「CD田中殿堂入りSP」という言葉は、「東出昌大と杏が結婚」という言葉と同じくらい人々を幸せにするものなんです。とにかく聞いてくれ!

第8位
ラブレターズANN0「初レイティングの後の回」14年5月23日
2014年4月に、ほぼ大抜擢といってもいいほどに始まったレギュラー放送の初のレイティングの結果報告の回。聞いているのは1000人に一人という結果に、ラブレターズとリスナーは愕然とする。オープニングの溜口の引っ越しの話は何だったのか。数字なんかは全てではないにしても、それは継続してから言えることであって、聞いてもらえないとそれは理想論でしかない。
それだけじゃなく、自分達は日藝を中退していない側の人間であるというまさにこのブログとがっちりハマった回や、東京03飯塚も共感したという、リスナーと電話をつなぐ回(14/08/08)、溜口の声が飛んでしまい、塚本とのパワーバランスが逆転した回(14/06/13)とかも記憶に残っている。
ラブレターズは「KOC」にも出場するという出来事もあり、今年一年楽しませてもらったのだけれどもやっぱり、数字とか気にせず、リスナー側に寄せた企画はやらないでもいいんじゃないかなとも思う。アルコ&ピースのANNが最高な理由はそこにあるのだろうし、こっちはこっちで全力でついて行くって。

第7位
アルコ&ピースANNZERO「昇格ドッキリの回」(14年3月7日)
その日の放送の3時55分ごろに、ディレクターである宗岡がブースに登場し「今までお二人には約一年間、二部のほうでのびのびとANNやってもらいましたと。4月からは一部で頑張ってもらいます」と辞令を読み上げる。ぽかんとするアルコ&ピースの二人。終了がどっきりで、本当に一部に昇格するということがわかった二人は、「みんなー、やったよー!」「やったぞー!」と歓喜の声をあげる。そして宗岡が「というわけでもう怖いものなんてありません。僕らはもう一人じゃない。というわけでお聞きください、SEKAINOOWARIで『RPG』」と曲を紹介する。泣く準備をしていたところから爆笑に変わった後に流れた『RPG』にはまいりました。

第6位
バナナムーンGOLD「復活の男星野源」(14年5月17日)
毎年、バナナマン日村の誕生日5月14日にかかる週にゲストとして登場してくれる星野源。忙しい星野源は、今年も日村への誕生日お祝いソングを作ってくれるのか。はっきりせず、日村もやきもきするままに、過去に作られた日村から星野へ送った「ソープへ連れてってあげるよ」、昨年の日村バースデーソング「どうかしてるぜ」が流れる
そして、満を持して日村のための新曲「日村さん42歳誕生日の歌」を作ってきて披露してくれた。
日村の誕生月5月にかけて「春が過ぎ/夏を待ち/日村さんが年をとる」で始まるその歌は、主に「42歳はまだ厄年だから日村、近づくな、あっち行け」と言い放ってしまう歌だけれども、さわやかなアコースティックギターの音にのった星野源の歌声がのると、とても素晴らしく、バナナマン星野源の確かな信頼関係に毎年じんとしてしまう。
そして、最後に流れる新曲「crazy crazy」。完璧でした。

第5位以降の前に、ベスト10に惜しくも入れられなかった次点のいくつかをさらっとご紹介。

14年2月22日に放送した、日本エレキテル連合がゲスト出演した『志村けんの夜の虫』、14年1月16日のゲストに、銀杏BOYZの峯田がゲスト出演した『ダイノジ大谷のANN』、『バナナムーンGOLD』からは、14年3月7日放送した、「いいとも」での東野幸治の暴露により発覚した 「日村勇紀 恋人と同棲&破局事件!!」と、その翌週の 「プレゼント争奪!リスナーvs日村軍団」が良かった。相変わらず、バナナムーンGOLDは事件が起きると強い。

第5位
アルコ&ピースANN「第37回 共存 カワバンガSP」14年12月13日


タートルズの面々は下水道で暮らしている。だから友達もいない。「誰かに似ていませんか」と平子が問いかけ、酒井が「うちのリスナーですか」と答える。「御名答」と返す平子。そして、「あくまでその可能性がある」と留めたうえで、もしかしたらリスナーはミュータントだと考える。生物学の権威であるアンタッチャブル柴田をゲストに迎え、アルコ&ピースの二人とミュータントと人間の共存する道を考えた2時間。
それはいいとして、いつもどおり、テーマにのっとったメールをおくるリスナーと、それに乗っかりながらも、それを快音で打ち返す柴田の凄さも感じられる凄い回。例えば、「中学時代、誰にもしゃべってもらえず、一人裏山に入り、1年かけて壮大な基地を作りました。僕は猿人間でしょうか」というメールに、「違うね、群れをなすから。」と答える。はっとするアルコ&ピース。最終的に、「人じゃねえか?」と言い放つ。
アンタッチャブル柴田の知識量と、天才的な返しが、意外にもアルコ&ピースのANNの世界観にがっちりハマった素晴らしい回でした。
次点はエンディングが最高だった14年8月15日放送の第20回「平甲子園〜夢〜」です。

第4回
伊集院光深夜の馬鹿力笑点のカオスが凄かったという話の回」(14年5月19日)
先日放送されていた、体調を崩して休んでいる歌丸の代わりに、林家木久扇大喜利の司会を務めた回の『笑点』がカオスだったかということを話していた。
木久扇の司会が、手をあげた人を指すときに「はい、あなた」と言ったり、急に座布団を二枚ずつ配るという大盤振る舞いをしたりとそのポンコツぶりを伊集院の口から聞くのはとても笑った。
伊集院はたまに、こういう風にテレビを凄く嫌な視点で見た話をしてくれるのだけれども、それが良い批評になっていた。やっぱり、こういうところに憧れるし大好きという点でランクイン。
まだ、1000回記念を聞けてないのがちょっと残念ですが。


第3位
デブッタンテ「バスにいた悪魔の子の話」14年10月5日

TBSラジオで、土曜日の深夜25時から1時間『デブッタンテ』という番組が放送されている。デブッタンテとは、イタリア語で、「初心者」という意味。
ラジオ初心者である、うしろシティと、ハライチがそれぞれ30分ずつ担当し、最後にクロストークをするのだが、その中でハライチの岩井が、トークをするのだけれども、それが異常にすごくて面白い。お見それしました、と謝りたくなるどころか、安易にハライチ澤部だけを呼ぶバラエティーにも腹が立ってくるくらい。
そのトークの何が凄いかというと、話の内容が、全くなんでもないことがほとんどなのに笑ってしまうソリッドさだ。
ネットで、「マリファナ合法圏に住んでいる知人が『マリファナヒャダイン(前山田健一)の楽曲の相性はヤバイと言っていた」という書き込みを見たことがあるけれど、ウォーキングとハライチ岩井のトークの相性は凄まじいくらいに、トリップ感を覚える。
その中でも、ミステリーともなっていた、「バスにいた悪魔の子の話」は、岩井がバスに乗っていると、小学生数人がバスに乗り込んでくる。全員が一番後ろの席に座ると、運転手が、「一人分運賃が足りない」とマイク越しに注意する。ざわつき、誰が運賃を払っていないんだと話し合っているのを、岩井が盗み聞きしているという話で、必聴だ。。
特に何でもない話をトークとして披露することは他のラジオや番組でも聞くことはあるけれど、その時に、ワードを修飾して笑いを増やしているな、とか、そういうことが伝わってしまうと途端に笑えなくなってしまうが、声のトーンも聞かせてくれるいいものであるということもあるか、岩井はそこの差し引きのバランスが絶妙なのである。

第2位
おぎやはぎのメガネびいきバナナマンバナナムーンGOLD「気持ちは26時間ラジオ〜武器はラジオだ!・・と思う」(14年8月29日、30日)
二番組合同のスペシャルウィーク
おぎやはぎのメガネびいきは木曜25時から、バナナムーンGOLDは金曜25時から放送されているのだけれど、こちらも数年ぶりに合同企画が復活。放送時間は通常だけれども、気持ちだけでも26時間ラジオをやろうというスペシャル企画。
放送の前口上である、「あまりに偉大すぎる巨大なライオンたちが、木曜深夜一時を去る。ライオンたちがいたからこそ、我々はネズミでいられた。悲しい。ただただ悲しい。だけどここで止まるわけにはいかない。こんな時代でも、些細なことで駆られてしまういまだとしても、我々は闘い続ける。こんなナイフでもなく、機関銃でもなく、目の前にあるマイクだけで。そう、武器はラジオだと思う。」という言葉は胸に刻もう。その年の、FNS27時間テレビのキャッチコピー「武器はテレビ」のパロディだけれども。それでもこの「と、思う」という言葉にこそ深夜ラジオという場所の美徳が詰まっている、と思う。


第1位
たまむすび「石野卓球ゲスト」14年10月23日
石野卓球が選ぶ「身近な偉人」ということでトークをしていたのだけれど、中学の時の番長の話題で出た「野沢、土喰え!」はただただ爆笑してしまった。
瀧とのかぶせあい、かと思ったら、石野が「懲役3年」と自称する高校時代の話も最高だった。98歳で現役の校長で先生の毎朝の朝礼が毎朝同じことを言うことに対して、「ミニマリズムっていうか」のような例えもキレッキレ。20分だけの放送なのに、濃厚なゲスト石野卓球トーク徒手空拳の強さにやられました。


総評として、今年は突出したのが昨年よりは少なかったのかな、という印象があったんですが、振り返るとやっぱり惜しくも選ばなかったものも多いですね。平場トークは、ラジオ好きな人が、好きと言える変に刺さるのが多かった気がします。
一番の事件としては、やっぱり、ハライチ岩井という新星の誕生でしょうか。特に、JUNKとANNが互いに競い合っている様子はとてもいいと思います。
来年もまたお会いしましょう。
こんなこと書いているけど、ベストラジオは、紅白の副音声がほぼバナナムーンになっているのでそれなんですけどね。