2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧
多くの著作で折にふれ、落語の話題を出してきた小谷野敦先生が、満を持して落語についての、しかも「入門」のための新書を出版すると聞いて高まった。小谷野敦先生と言えば、博覧強記、歯に衣着せぬ物言いと、芯喰った作家であり、好きな作家の一人だ。何よ…
最近、寝つきが悪いと、古今亭志ん生ばっかり聞いてたんだけど、すーっと落ち着いた気持ちになる。好きなのは「富久」「妾馬」「火焔太鼓」。立川談志は、「鼠穴」「芝浜」と嘘が絡んでくると、凄みが増したものになる。志ん生は、「偶然舞い込んだ幸運」が…
「お笑い好き」や「お笑いを語る」うえで、一つ重大な問題がある。自分は立体的に見ている、きちんと理解したうえで見ているということをアピールする、所謂「乗っける問題」だ。 特に、ベタでありながら、かなり有効なのが「落語に詳しくなる」というもの。…
【リーガルハイ】6-7話続けて見る。リーガルハイは、秋元康や小沢一郎vs検察といった、既存のネタを上手くドラマに盛り込んで、それらの元ネタを連想させてにやりとさせるのだけれど、きちんとフィクションとして成立させているという、異常に脚本力が高い、…