深夜ラジオ流行語大賞2013

2013年の頭に、加藤浩次TBSラジオに帰ってきたり、ダウンタウン浜田親子の対談ラジオ、オードリーのANNでのツチヤタカユキの話を初めとして、今年のラジオは幸先よくスタートを切ったが、その後も「東京ポッド許可局」「アルコ&ピースのANN0」「ダイノジ大谷ANN」の放送が始まったり、パーソナリティの結婚を初めとしたニュースもあったりとラジオが猛烈に熱い一年だったように思える。年を経るとともに感受性の衰えを感じてはくるが、それでも今年は人生で一番ラジオを聞いていた年になったと思う。
PCのデータを見てみたら、12月初旬分までで聞いたもので、314本。一日一本近く聞いていたことになる。映画や本、ライブをこれと同じでやっていたらと考えると、何とも金のかからない趣味であることか。
そこで、今回はラジオを聞いているなかで、今年出た言葉、年間通して聞いた言葉、新語、衝撃的だった言葉などから「ラジオ流行語2013」というのを5つ選んでみた。


5位:「吉留明宏」

まずは第五位。ボディアートでお馴染みのビッグスモールンのビッグの方ことゴンの本名吉留明宏がノミネート。オードリーのANNで、若林のフリートークから、「ゆめちゃん日記」というコーナーに至るまで、その哀愁漂う姿をネタにされ、こすられて解体されまくったビッグスモールンのゴンの芸人人生。一年通して笑わせてもらった。


4位:「キング原田」

爆笑問題カーボーイからは、「キング原田」を紹介。同ラジオでは、毎年その年最も活躍したというハガキ職人を選び、その中から、一番を決める「メール1グランプリ」という企画をやるのがここ数年の年末の放送の恒例になっている。去年2012年はファンタスティック原田さんというハガキ職人が優勝した。勿論、有名な方なので、今年も沢山読まれていたのだが、なぜか太田さんがファンタスティック原田さんのネタを読むたびに「あれ?これキング原田?」から始まり「キングスティック原田?」「王様は原田だ」「おやおや原田」「原田スティック」と色々なものに派生していくのだが、それをほぼ一年通してやられていた。もともと一位に輝くほど読まれる頻度も高い職人さんだけに、毎週、下手したら三通くらい続けてこれをやっていた。太田さんのしつこさと、なのに笑えるという凄さを体感できた。


3位:「バイナル」

OPから、「始まりました。ダーリンハニーのANNJR」「RねR。ジャパンレールウェイじゃないから」という電車の車掌アナウンスの口調で掛け合いに一気に持ってかれたダーリンハニーのANNRからは「バイナル」という言葉をノミネートさせたいと思います。
バイナルとは、イギリスでの7インチレコードの呼び方。電車オタクで知られる吉川の相方、長島はイギリス、つまりUK文化オタクで、かけたい曲を自分でもってきたという話から「レコードというかバイナルね」という言葉が飛び出た時は、そこそこの衝撃を受けて笑ってしまった。UKカルチャーオタクって斬新すぎる。
UKあるあるのコーナーは、「oasisはオエイシス、レコードはバイナル、chaosはケイオス」「イギリス人は傘を差さない」「電車が定刻に来ない」とナガシが出す例題まではギリギリついていけたが、リスナーからのメールの「ノエルギャラガーのインタビューにはピー音が入る」「デビューするバンド名の七割はThe何々」「ドイツ人にやたらあたりが強い」「プライベートのローワン・アトキンソンは超渋い」と深いのか何なのかよく分からないゾーンに突入してしまう。
「UKに憧れてベスパを買うもの以外とはメンテナンスが面倒で、他人に譲る」のメールからは、奇跡的にナガシの高校生の頃に金色のベスパに乗っていたという思い出も飛び出す。
THE CRIBSというバンドの「Men's Needs」を流したあと「誰も知らねえ芸人が誰も知らねえバンドの曲流してんじゃねえよ」という匿名メールを読み上げ、ダーリンハニーの二人が大爆笑していた瞬間って最高だなと思うと同時に、深夜ラジオの良さってそこだよなあと噛み締めてしまった。
ダーリンハニーについては吉川が鉄オタというくらいしか情報がなくて、吉川だけが狂っているタイプなのかと思っていたら、長島の方も静かにクレイジーだった。
タモリの家に二人で行った話も飛び出してたり、聞き応えも十分で、初めてのオールナイトとは思えないほど、馴染んでいた。
オールナイトニッポンと言わず、FMで深夜にこっそりとダーリンハニーの番組が始まってほしい。



2位:「ごちそうさん!」
アルコ&ピースのANN0からは、メールテーマからの派生したコーナー「相棒アンドロイドごちそうさん!」よりノミネート。「アルコ&ピースがドラマ『安堂ロイド』『ごちそうさん』『相棒』どれにでも出演できる役者になるために、どんなアンドロイドが何をしてごちそうさんしたのかを送ってもらってうコーナー」。何を言っているのか分からないと思うが、それがたまらない。ネタは「右手がガスバーナーになっているアンドロイド。なかなか使う機会がないが、回転寿司屋に就職し目の前のまな板にはたくさんのサーモンの切り身が並べられた。天職の予感。ごちそうさん!」「立川アンドロイド。入門百年目で真打に昇格してごちそうさん!」「スクープを追い続けるジャーナリストアンドロイド。最近大きなネタを取るずにいたが、久々にTAKE2のツーショットをフレームに収め、戸惑いながらのごちそうさん!」といった、最近大きなネタを様々なニュアンスを含んだ「ごちそうさん」の面白さ、深さも然ることながら、何よりもアルコ&ピースの二人が本当に爆笑しているのも良い。というか、日常生活で仕事中に心の中でつぶやいてしまう。声に出してしまう日も近い。ごちそうさん!!


1位:「素っ裸DJ」

見事一位を獲得した「素っ裸DJ」は金曜日JUNKバナナマンのバナナムーンからのノミネート。衝撃度、流行度合い、面白さと名実ともにトップのワード。
素っ裸DJとは、オンエア前の番組の情報を口にしてしまった日村が罰として放送中に裸にさせられたことから生まれたキャラクターだ。
ダ・カーポの「野に咲く花のように」をBGMに「こんばん素っ裸!」と登場し、「服というものは着るものじゃない。脱ぐものだ」と名言も残している。リスナーからメールで「ファック!」と罵られ激昂しても、最後には「風邪ひくなよ!」と優しい言葉をかけてくれる。
復活の男こと星野源がゲストの回や、ウラ番組のANNでAKB総選挙での1位から3位まで揃った日の放送を始めとして下半期に活躍しまくった素っ裸DJは、新たな深夜ラジオのカリスマとなった。


以上が2013年の深夜ラジオでの流行語です。
みんな、風邪ひくなよ!