石をつかんで潜め(Nip the Buds)

ex俺だって日藝中退したかった

重要な夢の競演のお知らせ。

どうも、こんばんは。 それはともかく、アイドルファンは重要なお知らせという言葉を、お笑いファンは夢の共演という言葉に苦い思い出を持つといいますが、当ブログより重要な夢の競演のお知らせがあります。 「俺だって日藝中退したかった」というブログを…

「櫻井・有吉のTHE夜会」の方言札の再来で即座にキレられなかったことへの省察

CMを見た瞬間に、方言札じゃねえかとツッコんだは良いものの、ギリギリ、スルーされるかと思っていたけど、反して各所から指摘をされていますね。正直なことをいうと、まあ止むを得ないミスかなと、ことを荒立てることをせずに、インスタの親しい友人ストー…

松本人志の休業が「松本人志幻想解体」の契機となるかもしれないとワクワクしてしまっていることへの省察

「爆笑ヒットパレード」にて、爆笑問題の太田光が、「松っちゃん元気ぃ~?松っちゃん!一緒にお笑いやろうよ!」と言っててひっくり返って笑ったのですが、爆笑問題を追い続けて、自らの史観を持つ者として、「これは美談などではなく、自らを『自分たちの…

M-1グランプリ2023感想「論争なき楽しい漫才の面白い大会」

M-1グランプリ2023の感想です。こんなブログは、考察でもなんでもなく、お屠蘇気分でセレナーデで読んでもらうものですからね。気持ちに余裕がある人が考えすぎだろって思いながら、読むものですよ。たかが漫才の大会の、たかが一視聴者の感想。それでは…

暮れの元2023「光の跡」

お世話になっております。 2023年も終わりますね。 今年を振り返るとするならば、とにかく仕事を頑張ったということでした。後半はそれしかない。ただ、そのほかの生活も充実していた。なので今も元気です。全然、出世とか昇任したい人間なので、ここは…

M-1グランプリ2023 宇宙最速感想

今年のM-1グランプリは、どこか不穏な空気を纏っていた気がしていて、最悪、誰かの大炎上があるのではないかという気持ちでいたのですが、蓋を開けてみればそんなことはなくて良かったです。ただ、なんか製作陣が爪痕を残そうとしている感じがなんかうっすら…

THE W2023感想(アファーマティブアクションから練兵場へ)

『THEW 2023』観ました。気になったネタの感想です。 まいあんつのネタについて、全く笑わなかったのだけれど、それは、もともと、猿ぐつわという意味であったギャグは、ストーリーにメリハリを付与するためのものであるため、ギャグの羅列は、そもそも…

ベストエンタメ2023

今年はエンタメの当たり年だったのと、本来だったら、適宜感想を書けばいいのですけど、そんな余力がないので、年末にドバッと言いたかったことを言ってきます。 第10位 藤井健太郎チーム「大脱出」 番組開始10年目に突入した2023年において、第二次の黄…

キングオブコント2023感想と愚痴

「キングオブコント2023」、今年も、快活CLUBで観てきました。生活が忙しすぎて、遅くなりましたが、昨年の感想が書けなかった反省もありますので、今年は頑張ります。昨年は、単なる一時的な抑鬱状態で書けなかっただけなのでご心配なく。そもそも今年…

ミソジニーの本を読んだら、あばれる君のCMに引っかかっていたことに気づいたことについての省察

呪術廻戦について書きたい文章があり、上野千鶴子の『女ぎらい ニッポンのミソジニー』を読み始めて数秒、あ、これ読んだことあるなと、そのメロンパン入れに入っている自らの脳みそのポンコツっぷりに呆れながらも、再読をすると、めちゃくちゃ面白かった。…

エンタメ好き男性として、ジャニー喜多川問題に思うこと

好きな芸人のラジオを聴いていたら、このご時世に、ジャニーズ事務所所属のタレントを誉めていて、無邪気すぎる!と、収まりの悪さを感じていたのだけれど、ふと、心のどこかで事務所が大変だからちょっとでも助けになればという気持ちからトークしていると…

「バービー」は、ツイフェミ映画に傾きかけない危うさを孕んでいる映画

「バービー」観てきました。 それまで赤ちゃんのお人形で遊ぶことで、お母さんごっこという皮に包まれた、育児を女性に押し付ける家父長制の再生産の構造に組み込まれていた子供たちが、バービー人形に出会うことで、そこからの脱却の一歩を踏み出すというこ…

粗品のギミック主義作家としての才能を発揮させる場を作ってくれよという話

今回の粗品の俎上に上げられた発言って、ジャニーズ事務所のグループに対してのものだということまでは把握していて、加えて、言ってることは、そんなに間違ってはいないけれども、少なくとも切り取られると面白くないものだったという認識なのですが、どう…

『THESECOND2023』感想「来るべき漫才100年時代に向けて」

『THE SECOND2023』の当日は、空気階段の単独公演「無修正」と、ダウ90000の第5回演劇公演「また点滅に戻るだけ」を観るために在京していて、番組の放送時間と、帰りのフライトの時間がどんかぶりだった以外は、とてつもなく良い大会でした。 何よ…

スカート×街裏ぴんくツーマンライブ「VALE TUDO QUATRO」(配信)感想

大阪・梅田CLUB QUATTROで開催された、スカートと街裏ぴんくのツーマンライブ「VALE TUDO QUATRO」を配信で視聴しました。 単なる、交互に歌とネタを披露するのではなく、二人が喫茶店に集まり、このライブの打ち合わせをして、そうなるならこうなるよね、そ…

第一回 THE SECOND世界最速感想、或いは叩き台

THE SECOND、第一回が無事終わりましたね。僕はというと、空気階段の単独公演、ダウ90000の本公演を観に東京行ってきて、ちょうど放送時間が帰りの飛行機のフライトにかぶるっているので、やっと見終わりました。帰宅の道中は、情報を遮断するために、ラジオ…

新社会人の皆様にオススメしたいラジオベスト20!!

新社会人の皆さま、こんにちは。 新生活には慣れましたか。 もしかしたら新しい土地での生活が始まったり、クレジットカードを取得したりしていませんか。これはもう新しいラジオ開拓のチャンスです。 ということで、今日は、新社会人の皆さまに聞いてみてほ…

絶対的フリオチ主義者バカリズムの最高傑作『ブラッシュアップライフ』がブラッシュアップした二つのフォーマットと、描いた4つの人生の真理

「太鼓持ちの忍者が先輩忍者に言ったこと」という大喜利のお題に対し、「先輩って、着忍びするタイプですよね」「ピンク着てても、全然黒いっすね」「こないだ先輩だと思って、丸太に話しかけちゃいましたよ」「先輩だと思って、丸太にお酌しちゃいましたよ…

大江健三郎逝去を受けて

大江健三郎が逝去した。 ずっと「芽むしり」という言葉を剽窃しているのだから何かを言わなければいけないのだろう。 なんかずっとそんな気がしていた。そもそも、小説家というのは小説を書いていない沈黙の小説家というのは、一読者からしてみれば、いない…

「夜衝」感想

現代コント史において、ゼロ年代一番の事件といえば、まず間違いなくバナナマンの単独ライブ「pepo kabocha」になるだろう。完成度の高さから今も語り継がれているこの公演は、マスターピースである「secretive person」が所収されているだけでなく、単独ラ…

(完成版) M-1グランプリ2022感想「タイタンの一滴、親殺しを成す」

マイブームは、コロナ禍お礼参りだ。コロナによって抑圧された日々の中で、ささやかな、しかしそれでいて重要な、生きるための活力となっていたものを積極的に利用するというものである。簡単に言えば、名店を再現したインスタントカレーをよく食べていたの…

(作成中)M-1グランプリ2022感想「????の??、???を成す。」

最近のブームは、コロナ禍お礼参りだ。これは、コロナによって抑圧された日々の中で、ささやかな、しかしそれでいて重要な、生きるための活力となっていたものを積極的に利用するというものである。簡単に言えば、名店を再現したインスタントカレーをよく食…

暮れの元2022「異世界混合大舞踏会 (feat. おばけ) 」

2022年も終わりますね。みなさん、本年も色々とありがとうございました。 今年は、仕事に追われてました。慣れない仕事に加え、そもそも筋道が立ってなかった仕事、上司と一緒に迷路に入り込んだような仕事、今までよりもさらに精度を上げないといけない…

M-1グランプリ2022感想(宇宙最速或いは、叩き台)

今年のファイナリストを見た時、真っ先に思ったのは、敗者復活戦という寒空の下という舞台とおおよそ相性が悪いメンバーっぽいなということであった。ほぼ全組が、じめった発想系。原則、寒気に負けてしまう。働き方改革を無視したブラック舞台で辛酸を舐め…

愛媛知るまでは死ねない芽むしりなのだ

愛媛に行ってきました。一人旅なので、燥いだなー、とかではなく、ああ、来てよかった、というじんわりとした良さが胸に満ちていく、そんな旅だった。愛媛の温度が、ここ一、二年の、喜びや楽しいといったプラスの感情への脳と心の回路が接触不良を起こして…

「考えさせられる」への揶揄への省察

千葉雅也の『現代思想入門』を読んでいたら、前半部分は、手前味噌だが、なんかこのブログで言っているようなことを言っている気がするとなって、楽しく読んでいたのが、「撹乱」という言葉が出てきて、ドキッとしてしまった。 というのも、コロナ禍になって…

切実な選挙への省察

選挙が終わりましたね。 当日は仕事だったので、期日前投票に行ってきました。期日前投票の「前」は「ぜん」です。前戯と一緒だと覚えましょう。 どこに投票したかと言いますと、地元では、オール沖縄サイドのイハ洋一、比例は日本共産党です。自民党の古謝…

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ニシダ更正プログラムの感想

ラランドニシダ更正プログラムを見ました。ラランドのYouTubeチャンネルに突如としてドロップされた動画、ラランドの動向を全く追っていないにも関わらず、何か強烈な匂いを感じて、視聴しました。一時間程度のこの動画は「ニシダの怠慢に対して、我慢の限界…

自らの加害性に自覚的になる、つまりは差別主義者として生きていかざるを得ないことへの省察

友人から、NHKが公開している動画を教えてもらい見てみた。それは、小学生女子が、エレベーターで、大人の男に襲われるというものであった。啓発のための動画なので、すんでのところで女児は助かったわけだが、一般男性が見てもゾッとする作りになっているだ…