年末日記

29日は、朝早く起きて、銀行で通帳を作ったり、掃除をしたり、年賀状を書いたり、バイクを回収しに行ったりで忙しかった。それらをこなしたあとは東京へ向かうべく空港へ。機内では、死んだ目でダブルピースこと中山涙さんがかいた「浅草芸人」を読む。情報量も多く、浅草の芸能史が分かりとても楽しい。たまに現代とリンクするところが出てくると、おおっとなる。成田空港に着いたのは7時過ぎでそれからリムジンバスで新宿で向かう。90分で3000円。
他の行き方を調べていなかったので、次回成田を利用する時は事前に調べておこう。隣には、ミスタービーンに出てきて、ハプニングに見舞われそうなイギリス人っぽい老夫婦がいた。関係ないけど、海外に行くなら成田空港なのだがこれがなかなか覚えることができない。「成田離婚」という言葉を経由してから思い出すという行為が脳の癖になっている。成田離婚→新婚旅行→海外→海外に行くなら成田空港、というように。記憶の迂回路と名付けるので2000円で権利買ってもらえないですかね、茂木先生。
新宿でとある人と合流して、食事。色々と興味深い話を聞く。

23時には、以前東京に行った際に食事をしたお笑いクラスタの人と食事のため、高円寺に。ねじめ正一が書いた「高円寺純情商店街」がとても好きなのだけれど、その舞台になっているのでいつかは行ってみたいと思っていたので、嬉しかった。「高円寺純情商店街」の看板も見つけ、かなり高ぶる。居酒屋では甘いお酒ばっか飲みながら3時間ほどしゃべった。お笑い好きになったきっかけ、それからの遍歴、今までの俺の人生のダメさ。今回は時間がほとんどなかったので、誘ったりするのは迷惑になりそうだから止めようと思っていたのだけれど、たまたま上京することを伝えることが出来たので時間を割いてもらって会をセッティングしてもらったのだが本当によかった。俺なんかと会うために時間をつくってもらうのは申し訳ないという気持ちがあったけれど、今度はちゃんと伝えて相手にしてもらおうと思う。
お笑いの話だけでなく、WEB上では出来ない私的な話も出来て楽しかった。次回誰かに聞いてもらえるなら「未だに高校生カップルを見たら陰鬱した気持ちになる問題」についてカウンセリングをしてもらいたい。

飲み会も終わり、漫画喫茶に泊まろうとしたけれどシャワーがないとのことだったので個室ビデオに。そこに泊まるのは初めてだったのだけれど、意外だったのが漫画喫茶よりも良かったことだった。ひと部屋ひと部屋が完全防音されていて、廊下でも全く人と会わない。俺が竹内あいを見ようが、バコバコバスツアーを見ようが、隣の人には分からない。そんな無音の室内で不安定なイスにブランケットを一枚かぶって目を閉じる。自分はこうして緩やかに死んでいくんだという意識が体内をじんわりと循環する。誰も俺のことを知らない街でカオナシのように暮らす、もしくは運動場の端っこの悪魔に餌をあげるような行為は定期的にやらないと駄目だ。実家はカロリーが高すぎる。
座右の銘は今までなかったけれど「自分が器用な人間だと思うな」にしようと思う。こ慣れてきた時にでも、流すようにせずに丁寧にやるよう注意する。たとえそれができなくても、それを意識することによって、ブレーキとして機能させるようにする。自戒の言葉としては「過度なギミックは強度を弱める」。何かの漫画で出てきた言葉だが、うろ覚えであるためほぼ自分の言葉になっているが、まさにこれも意識し続ける必要はある。綺麗な技術や流行のパターンに追従することは、表現のまとまりは出てくるだろうけど、強度は落ちる。90点までは理論や技法を習得、応用すれば到達できる。ただし100点を超えるには、90点をスタートとした上での何かが必要となる。
そんなことを考えながら、寝る。


30日

朝起きて、ポーターの肩掛けカバンを無くしていいることに気付く。まずはリムジンバスに忘れたと思ったので、バス会社に電話をするけれどないとのこと。その後に、新宿の居酒屋でカバンを肩からおろして床に置いた感覚を思い出したので、居酒屋の電話番号を調べ電話。総まとめしている会社につながり、その旨を伝えると、開店する五時頃にしか連絡をつけることが出来ないとのことなので夜に取りに行くことに。
新宿東口交番前でとある方と合流。twitterを始めた当初からのやりとりをしているのでかれこれ2年ほど、絡ませてもらっている方。
ももクロにはまったのも、その方の影響がでかいので、師匠にあたる存在になる。なかなかtwitter上では聞くことの出来なかった話を聞くことが出来たので楽しかった。合流したあとは、自分のわがままで歌川国芳展に同行してもらうことに。展自体は、ものすごくよかった。構図や動物たちの描き方がなんとなく、尾田英一郎に似ていたのでもしかしたら影響を受けているのかもしれない。
歌川国芳を初めて知ったのは、twitterにファンの方がいて、画像を添付されたつぶやきで初めてみたのだけれど、そのときは、現代の人がわざと浮世絵風に書いていると思ったのだけれどよくよく調べてみたら、本当に江戸の時代に生きた浮世絵師でちょっとたまげた覚えがある。
今回たまたま資本主義におけるバベルの塔こと六本木ヒルズで展覧会をやっていたので、こりゃええわい、江戸の風を感じらいでか!とばかりに見てきたのだけれど、かなりの量の展示物があり大満足だった。中世の説話の登場人物や美人絵などの人間を書いた物もそうだけど、幕府からの命令で制限された為に書き始めたらしい動物の擬人化したもの、特に猫の絵や、金玉が異常にでかく書かれた狸はは最高にかわいかった。思わずポスターカードを何枚か購入。ちょっと買いたりないと思ったくらいなのだが、金玉がでかい狸のポスターカードがなかったのは不満でした。

絵を堪能したあと、つけめん屋に寄ったのだけれどその隣の席に座っていた二人組がダイノジの話や、マッコイ斉藤の話を始めてめちゃくちゃ聞き耳を立てたくなった。うっすらと聞いた感じだと何となく、マスコミ業界の内部の人のような感じもした。特に饒舌にしゃべっていたのは、ちょっとむちっとした感じのいかにもお笑い好きという感じの人だった。
ダイノジといえば、THEMANZAIでのテスト芸人として披露した漫才は良かった。
あの漫才にはは、2004年のM1で負けて以来のダイノジが詰まっていた。もはやダイノジの名刺となっているマッチの物まねでのくすぐり、ベテラン漫才師への批評を含んだ「ピンとこねえよ」、エアギター。このつなぎかたは、まさにダイノジが一部から叩かれ続けながらもやり続けたDJの手法だった。

そのあとは、阿佐ヶ谷ロフトAでの花沢健吾先生開催のイベントに向かう。こちらについては単独でレポートを書くつもりなので割愛。
大阪に向かう高速バスの時間の都合上、途中退席したのが名残惜しかった。そこで今日一日付き合ってくれた方と別れる。また会えるといいなあ。
深夜バスに乗るとフラワーカンパニーズの「深夜高速」を反芻する間もなく即寝。4時ごろの休憩まで爆睡し、どこかのサービスエリアでの休憩時間に起きる。その中にセブンイレブンがあったので、大学生時代にアホみたいに食べたお好み焼きパンを久々に食べる。あと、ジョージアのカフェオレも美味い。
そのあとは眠れなかったので、深夜の馬鹿力を聞きながら大阪突入。