石をつかんで潜め(Nip the Buds)

ex俺だって日藝中退したかった

M-1グランプリ

M-1グランプリ2023 宇宙最速感想

今年のM-1グランプリは、どこか不穏な空気を纏っていた気がしていて、最悪、誰かの大炎上があるのではないかという気持ちでいたのですが、蓋を開けてみればそんなことはなくて良かったです。ただ、なんか製作陣が爪痕を残そうとしている感じがなんかうっすら…

(完成版) M-1グランプリ2022感想「タイタンの一滴、親殺しを成す」

マイブームは、コロナ禍お礼参りだ。コロナによって抑圧された日々の中で、ささやかな、しかしそれでいて重要な、生きるための活力となっていたものを積極的に利用するというものである。簡単に言えば、名店を再現したインスタントカレーをよく食べていたの…

M-1グランプリ2022感想(宇宙最速或いは、叩き台)

今年のファイナリストを見た時、真っ先に思ったのは、敗者復活戦という寒空の下という舞台とおおよそ相性が悪いメンバーっぽいなということであった。ほぼ全組が、じめった発想系。原則、寒気に負けてしまう。働き方改革を無視したブラック舞台で辛酸を舐め…

バカの一年、石をも通した『M-1グランプリ2021』感想

どうも、芽むしりa.k.a電柱理論です。ブログタイトルは「石をつかんで潜め」。どれか一つだけでも覚えて帰ってください。 今年は市内のホテルで『M-1グランプリ』を視聴しました。子供が出来てからというもの、賞レースリアルタイム出来ない問題に対して、ネ…

(宇宙最速版)M-1グランプリ2021 初見感想

『M-1グランプリ2021』が無事、錦鯉の優勝で幕を閉じました。 初出場が半分を占める、ランジャタイと真空ジェシカが入っている時点で波乱が起きることなどが容易に想像できた大会だった。発表されたファイナリストの面々が、あまりに、漫才をさらに革新…

個々の進化がぶつかり合った大会『M-1グランプリ2020』(『M-1グランプリ2020』感想)

水川かたまりの離婚の余波もそこそこに、幕を開けた『M-1グランプリ2020』。ギミックも仕掛けも盛りだくさんで、かつ、出順の妙もあり、まるでテン年代の漫才を総括するようだった昨年の『M-1グランプリ2019』は、漫才という藝を拡張するような大会だったが…

『M-1グランプリ2019』はなぜ、過去最高の大会と言われているのか

一文なし、参上! 『M-1グランプリ2019』の感想を言い合う友達がいないので、感想ブログを書きました。 今年の『M-1』の目玉は何といっても、ファイナリストが一気に入れ替わりを見せたということで、ネタを見た事ないコンビも何組もいて、それだけで、『爆…

『M-1グランプリ2018』で立川志らくは何をどのように審査したのか。

『M-1グランプリ2018』を見ました。第一回大会からずっと見続けて来て、初めてリアルタイムで見ることが出来ませんでした。というのも、シソンヌのライブ『モノクロ』を見に行っていたからです。だから、よく聞く情報を遮断するという行為自体が初めて…